岩手県一関地区 資源回収の雑紙排出簡素化
2016/12/21
地方自治体
岩手県の一関地区広域行政組合と一関、平泉両市町は、包装紙や封筒などの雑紙の排出方法を変更し、焼却ごみの減量化を図る。予め、各世帯にチラシを配布するなど周知を図り、2017年2月から実施する予定。簡素な方法で排出できるようにすることで、燃えるごみの減量化と紙類の再生資源としての有効活用が狙いという。
従来、雑紙は、雑誌などの冊子と一緒に紙紐で束ねる必要があったが、今後、紙袋や紙箱に入れても出せるようになる。ただし、紙袋や紙箱で出す際、中身が飛散しないよう、口をホッチキスやテープで止める必要がある。
一関、大東両清掃センターに持ち込まれる一般廃棄物は、紙や布類が乾燥重量比で、50%以上という。一方、紙類の回収量は11年度の実績1,638tに対し、15年度の実績が1,230tと25%減少している。古紙が不足していることで、紙類の売却単価が上昇している、この現状を打破するため、紙類の排出方法を簡素化し、資源として有効活用していく。