鉄スクラップ卸売業の「共栄」 愛知の産廃業者買収
2016/07/25
ニュース
7月21日、兵庫県神戸市の鉄スクラップ卸業「共栄」が、愛知県瀬戸市の産業廃棄物処理業「誠美社工業」の全株式を取得し買収した。買収額は公表されていない。
1927年設立の共栄は資本金4,000万円で従業員は150人。東北から沖縄までが幅広く事業を展開し、2015年12月期の売上高は約393億円。昨年2月には、金属リサイクル業の「溝江商店」を買収している。一方「誠美社工業」は1986年設立の資本金1,500万円、従業員は99人。関西、中部地方で建設廃材処理を手掛け、2015年7月期の売上高は約14億円。
今回の買収は後継者問題に揺れる誠美社工業から持ち掛けられたもので、誠美社工業の創業者である高木本春会長は退任し、小野仁社長と高木恭子専務は留任。「共栄」から副社長など4人が派遣される予定という。