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廃棄冷凍カツ横流し事件 ダイコー会長ら逮捕

2016/07/12

ニュース

大手カレーチェーン店「CoCo壱番屋」の廃棄冷凍カツ横流し事件で、愛知、岐阜の両県警は、横流しを行っていた産業廃棄物処理業者「ダイコー」の会長、大西一幸容疑者ら3人を逮捕した。容疑は、廃棄品を食品と偽り販売し、代金をだまし取った詐欺及び食品衛生法違反。他に逮捕されたのは、転売に関わった製麺業「みのりフーズ」の実質的経営者、岡田正男容疑者と食品販売業「ジャパン総研」の元幹部、木村正敏容疑者。

事件の経緯は、CoCo壱番屋が昨年10月、製造中に異物が混入した恐れがあるとして、約4万枚のビーフカツをダイコーに廃棄を依頼。ダイコーが堆肥化したと虚偽の報告をし、その大半をみのりフーズに転売した。更に、それらを木村容疑者が買取り、スーパーなどで販売。消費者が一部購入したが、健康被害は確認されていない。

CoCo壱番屋の他にも、廃棄処分の食品が横流しされた疑いもあるため、両県警は全容解明を目指す。

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