環境省 廃棄太陽光パネルの処理方法を公表
2016/04/25
環境省
電気の固定価格買取制度が導入された2012年以降、急速に普及した太陽光パネルの寿命は20~30年とされている。これをうけ、環境省は、約25年後に、寿命を迎える太陽光パネルが約80万tに上ると推計しており、できる限りリユースやリサイクルするよう処理方法の手引きを公表した。
太陽光パネルのリユースとリサイクルの開発を進めている「東芝環境ソリューション」では、薬品や熱を使わずに、ガラス上のシリコン部分を回転ブラシで除去しガラスとその他の部品に分けている。この技術により、ガラスを傷つけずにガラス業者に売却することが可能で、銀など金属が含まれるシリコン部分は金属精錬業者によってリサイクルされているという。
環境省は、鉛、銅、銀、スズなどが含まれている太陽光パネルは埋立てよりもリサイクルするほうがメリットが大きいことや、パネルの取り外し作業中の感電事故防止対策などをまとめている。