伐採樹木を木質バイオマスに 中部電力グループ トーエネテック
2015/08/17
ニュース
中部電力グループの総合設備企業であるトーエネテックは、2015年6月より配電設備のため伐採した樹木を木質バイオマスとして活用する取り組みを始めた。
電気事業者は、配電設備に枝葉が触れてトラブルが起きないよう、定期的に点検し、必要があれば樹木の伐採を行っている。伐採された樹木は一般的に産業廃棄物として処理される場合が多いが、同社は、木質バイオマスとして、活用する。木質バイオマスは、バイオマス発電所などの燃料として使用される。
現在、伐採後の樹木の保管場所を保有しているかなどの条件により、同社の愛知県一宮市、三重県津市、桑名市の3事業場でこの取り組みを実施している。同取り組みで木質バイオマスとして活用する木材は、3事業場合わせて年間約400トンを見込んでいるといい、今後、現3事業場の経験を基に、この取り組みを扱う事業場を増加したいとのこと。