佐賀県産廃協青年部、不法投棄の廃棄物撤去に県内23社が参加
2015/05/30
ニュース
県産業廃棄物協会青年部(楢田将悟部会長)は29日、有田町の山林2カ所に不法投棄されていた廃棄物を撤去した。道路下の谷地では大量の電設資材などが見つかり、部会員らはぬかるむ足下に注意しながら作業を行った。
不法投棄撤去ボランティアは環境保全と社会貢献などを目的に開き、25回目の今年は県内23社から29人が参加した。
有田町南部の山林では、道路から約10メートル下の谷地に空き缶やプラスチックごみなどが散乱。茂みの奥から電線を埋設する際などに使う管や業務用冷蔵庫、鉄パイプ、ドラム缶なども見つかり、可燃物と不燃物に分別しながら回収した。部会員らは大量の廃棄物を道路まで引き上げるのにもひと苦労。トラックのクレーンで木立の間を慎重に持ち上げていた。
この日撤去した廃棄物は可燃物が4トントラック2台分、不燃物が3台分に上った。楢田部会長は「廃棄物は適切に処理してほしい」と不法投棄撲滅を訴えた。
青年部は昨年度から小学校への環境学習出前講座も開いており、本年度も秋に予定している。
引用:佐賀新聞