岩手県、一般廃棄物、3年ぶり減少 本県13年度、1人日量は増加
2015/02/02
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県は2013年度の一般廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。産業廃棄物や震災がれきなどを除く一般廃棄物の県内の総排出量は前年度比0・5%減の45万2666トンで、3年ぶりの減少となった。一方、県民1人1日当たりの排出量は945グラムで同0・2%増となり、3年連続で増加した。
県によると、総排出量は06年の約51万トンから10年には約44万トンまで減少。11、12年は東日本大震災の復興事業に伴い県内に短期滞在する業者や避難者らの流入などで増加したが、13年は再び減少に転じた。人口減や再資源化推進により中期的には減少傾向にある。
一方、県外から訪れる復興事業などの関係者は住民票を県内に移さないケースが多い。13年度の県民1人1日当たりの排出量増加は、人口統計に反映されない生活者がごみを排出するため、押し上げられたとみられる。
県全体の13年度のごみ処理事業費は、施設の修繕、改修がかさんだため建設改良費、維持管理費などで前年度比約13億円増の約153億円。県民1人当たりの処理事業費は年1万1671円で、同1015円増となった。
引用:岩手日報