花巻で木質バイオマス発電 東京の産廃業者が計画
2014/10/21
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産業廃棄物処理・収集運搬業のタケエイ(東京都港区、山口仁司社長)が花巻市大畑に木質バイオマス発電施設建設を計画している。発電出力は6250キロワットで、年間発電量は一般家庭約1万4千世帯分に相当する約4千万キロワット時。16年度内の売電開始を予定する。花巻市は22日に市内のホテルで企業立地協定書の調印式を行う。
同社は完全子会社「花巻バイオマスエナジー」(資本金100万円)を設立し、立地を決めた花巻第1工業団地内の市有地約4・1ヘクタールで発電事業を展開する。燃料用チップに加工する原料は県内の間伐材などを想定。総事業費は20億~30億円を見込む。
同社は大槌町などで東日本大震災のがれき撤去や分別処理作業を担当し、事業終了後も東北の復興を担う方策を検討。潜在的な成長が期待される林業の維持・活性化と、新たな雇用創出のために、新規事業となる木質バイオマス発電への進出を決めたという。
出典:岩手日報