産廃ドラム缶撤去 県が行政代執行 (2014年09月30日 17:30 更新)
2014/10/01
ニュース
花巻市の住宅地の空き地に2006年から、ドラム缶に入った大量の廃油が放置されていた問題で、県は30日、行政代執行に踏み切り撤去作業に着手しました。廃棄物をめぐる県の行政代執行は2004年以来10年ぶりです。行政代執行による撤去作業が始まったのは、2006年から花巻市湯本の空き地に放置されていたドラム缶およそ280本分の廃油です。この廃油は青森県十和田市の廃棄物処理会社コーミックスジャパンが、廃棄物として保管していました。県は缶の腐食などにより廃油が流出する可能性があるとして、コーミックスジャパンに撤去を求めてきましたが今年1月、撤去の意思がないと判断し、今回の行政代執行による撤去に踏み切りました。作業は来月下旬に完了する予定で、県は撤去と処分にかかる費用およそ880万円を、コーミックスジャパンに請求する方針です。
出典:岩手放送