米子市が小型家電回収実証事業 レアメタルを再利用
2014/09/18
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使用済み小型家電に含まれるレアメタル(希少金属類)などを回収して再利用しようと、米子市は11月から実証事業に乗り出す。公民館や市役所など市内31カ所に回収ボックスを設置し、ごみの減量化を進める。
同市は、昨年4月の小型家電リサイクル法の施行を受け、都市鉱山とも呼ばれるレアメタルの資源化を探るため、環境省の事業の一環として取り組むことにした。
回収するのは携帯電話やタブレット型情報通信端末、カーナビ、USBメモリーなどで、ボックスの投入口(幅40センチ、縦20センチ)に入るものが対象となる。国認定のリサイクル事業者に引き渡し、再生を図る。
同市の実証事業は来年2月までだが、3月以降も継続して設置する方針。環境政策課は「どれだけ回収できるか見極めたい。個人情報が分からないようにしてから投入してほしい」と呼び掛けている。
県によると、環境省の事業では、県中部1市4町の広域連合が昨年度から回収を始め、鳥取市も今秋からの実施を予定している。
出典:日本海新聞