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千歳、不法投棄の通報倍増 昨年度179件、巡回強化へ

2014/06/27

ニュース

 市内で不法投棄の通報件数が増えている。2013年度は179件で、前年度に比べて約2倍に増えた。背景には市民の環境への意識が高くなっている一方、森林沿いの道路脇など郊外での不法投棄が常態化していることもあるとみられる。市はパトロールや看板の設置などの対策を強化する。

 市が把握した不法投棄の件数は12年度が86件で、13年度は93件増えた。投棄物はテレビや冷蔵庫、タイヤ、布団などで、郊外の道道や市道沿い、ごみステーション内などに捨てられていることが多い。

 通報件数が増えたことについて、市環境センターは「市が参加を呼びかけているボランティア清掃などの取り組みが広がり、市民の意識が高まっている」と分析する。

 一方で、近年は長都や泉沢の道路沿いなど同じ場所に何度も投棄されるケースも目立つことから、同センターは「投棄されているのを見た別の人が、同じ場所に捨てているのではないか」とも指摘する。

 冷蔵庫などの電化製品は通常、家電販売店や収集業者に依頼し、2千~5千円程度のリサイクル料金を支払って廃棄しなければならない。不法投棄は廃棄物処理法に基づき5年以下の懲役か1千万円以下の罰金が科せられる。

 同センターは今後、定期パトロールで投棄が繰り返されている場所を重点的に巡回するほか、注意喚起のための看板の設置なども検討するという。

出典:北海道新聞

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