52カ所で不法投棄パトロール 大型冷蔵庫や洗濯機など回収 静岡
2014/06/02
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「全国ごみ不法投棄監視ウイーク」(5月30日~6月5日)にあわせ、昨年、世界文化遺産に登録された富士山の南麓など県内52カ所で30日、265人が不法投棄防止の見回りを行い、建築廃材などの産業廃棄物9立方メートル、生活ゴミなどの一般廃棄物57.6立方メートルを発見、回収した。
富士山の裾野が広がる富士市大淵の林道では、道路横の斜面に不法投棄されたマットレスや冷蔵庫、洗濯機などが散乱。県廃棄物リサイクル課の職員ら約25人が手作業で回収に当たった。中には容量400リットルの大型冷蔵庫もあり、クレーンでつり上げる一幕も。同課の伊藤通宏課長代理は「不法投棄されたゴミの回収には膨大な人手と時間がかかる」として不法投棄の根絶を訴えた。
同課によると、県内の産業廃棄物の不法投棄量は減少傾向にあり、昨年度に初めて100トンを下回ったものの、世界文化遺産の構成資産(三保松原を除く)内でも2トンの不法投棄が確認されている。
出典:産経ニュース