ビックカメラ、小型家電リサイクル着手へ レアメタルなど回収
2014/05/26
ニュース
家電量販大手のビックカメラは今夏にも、携帯電話やデジタルカメラといった小型家電を店頭で買い取り、内部のレアメタル(希少金属)などを回収する事業を始める。昨年4月に施行された小型家電リサイクル法に基づき自治体が順次始めているが、家電量販店が取り組むのは珍しい。消費者に環境への配慮をアピールして来店を促し、売り上げ拡大につなげる。
小型家電リサイクルは、環境相と経済産業相から小型家電リサイクル事業者として認定を受けたグループ会社のフューチャー・エコロジー(東京都大田区)など3社と実施する。リサイクル事業者3社が近く、環境省と経産省にビックカメラの店舗を小型家電の回収場所にできるよう変更申請を行う。
買い取りはビックカメラのほか、子会社のコジマとソフマップでも実施する。
対象品目は、小型家電リサイクル法で指定されている96品目のうち、マッサージチェアやフィットネス機器など持ち運びが大変なものを除く90品目程度にする。