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橋本の太陽光発電所完成

2014/05/14

ニュース

 高濃度のダイオキシン類を無害化処理した橋本市野の産業廃棄物中間処理場跡地で12日、太陽光発電所「和歌山・橋本ソーラーウェイ」の完成式が行われた。

 処理場では2000年、環境基準の100倍に当たるダイオキシン類を検出。県は02年に跡地をダイオキシン類対策特措法に基づく「汚染対策地域」に指定して無害化処理し、05年に指定を解除。跡地を太陽光発電所にすることを決めた。

 設置業者に選ばれた航空測量会社の国際航業(東京)などが1・2ヘクタールに縦99センチ、横1メートル65の太陽光パネル2832枚を設置した。出力は708キロ・ワット。一般家庭約200世帯が年間に消費する電力を賄うという。

 式では、同社の土方聡社長が「災害に強い町づくりに貢献したい」とあいさつ。県の福田良輔・環境政策局長は「負の遺産だったが、自然に優しい施設ができてうれしい」と述べ、関係者が完成を祝い、テープカットした。

 地元で処理場の撤去運動に取り組んできた辻田育文さん(82)は「生活に役立つ施設に生まれ変わって良かった」と話していた。

出典:読売新聞

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