処理費200億円以上 大量産廃の撤去完了へ 岩手、青森県境の不法投棄
2014/03/06
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岩手県は5日、青森県境の山中に不法投棄された産業廃棄物約35万8千トンの撤去が今月26日に完了すると発表した。両県境では平成11年に国内最大規模の産廃約150万トンの不法投棄が発覚。青森県側は昨年12月に約115万トンの撤去を終えており、これで全量撤去が終了する。
岩手県によると、廃棄物は汚泥や廃プラスチックなどを含んでおり、焼却や資源化処理をしてきた。今後、現地の汚染土壌も29年度までに浄化する予定。
産廃は、青森県と埼玉県の廃棄物処理業者2社が首都圏などから運び込み、不法投棄していた。2社は既に解散や破産しているが、岩手県の産廃処理には200億円以上かかっており、県は投棄を依頼した業者や関係者に請求する方針。
出典:産経ニュース