京都市の産廃場計画:大津市民、反対署名1万3000人 /滋賀
2014/02/22
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京都市伏見区醍醐一ノ切町で計画されている民間の産業廃棄物処分場「陀羅(だら)谷・安定型最終処分場」を巡り、隣接する大津市の千町自治会などが21日、1万3493人分の反対署名を集めたと発表した。25日に京都市の門川大作市長に提出する。
事業計画は京都の産廃処理業者が進めている。約4万9000平方メートルの敷地で、廃プラスチックやゴム・金属くずなどを処分し、埋め立てる内容。
一方、計画地はホタルの保護活動が盛んな大津市の千丈川の上流にあたる。住民側は有害物質の流出や、森林伐採による洪水の恐れなどを指摘。また、周辺に障害者支援施設などがあり、大型トラックが頻繁に通れば交通事故の可能性が高まるなどとしている。
住民側は2012年12月にも、京都市に計画中止を求める要望書を提出している。千町自治会の堀井博会長(58)は「井戸水を利用している家庭もある。千丈川は瀬田川の支流で、汚染物質を下流に広めないためにも計画を中止させたい」と話した。
出典:毎日新聞