環境副大臣、エコテック視察
2014/02/22
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富岡町に国が設置を計画する1キログラムあたり10万ベクレル以下の放射性廃棄物の管理型最終処分場について、井上信治・環境副大臣は21日、予定地の民間産業廃棄物最終処分場「フクシマエコテック」を初めて視察した。施設内部が報道関係者に公開されるのは、原発事故後初めて。
井上副大臣は同日午後の視察で、施設の概要や計画について担当者から説明を受けた。井上副大臣は今後の埋め立て方法や、空間放射線量を測定するモニタリングポストの設置予定などについて質問していた。
その後はいわき市の楢葉町役場を訪れ、松本幸英町長と会談。県が国に求める中間貯蔵施設の計画変更案では、町に同最終処分場の関連施設を置くとしており、改めて町と意見交換した。
井上副大臣は取材に、県側の要望を「最大限尊重できるよう、重く受け止めている」と述べ、県への返答を急ぐ考えを示した。松本町長は取材に、返答の時期について「具体的には示されなかった」と話した。
出典:朝日新聞