食品ロス削減策を意見交換 岡山市主催シンポ
2014/02/17
ニュース
家庭ごみの減量化を目指し、まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」をテーマにした岡山市主催のシンポジウムが15日、北区春日町の市勤労者福祉センターであり、食品リサイクルなどに取り組む県内外の企業やNPO関係者らが意見交換した。
食品ロスの削減策を話し合ったパネル討論では、流通ルートに乗らない食品を集め、福祉施設などに無料で提供している岡山市のNPO法人「フードバンク岡山」の糸山智栄理事長が「食品提供先の子どもたちにロスが発生する仕組みを伝えるなどし、賢い消費者を育てたい」と話した。
環境保全活動に取り組む愛知県のスーパーチェーン、大阪府の外食産業団体の担当者らは、売れ残りと欠品のバランスを保つ在庫管理の難しさを訴え、「食品は陳列棚の手前から取って」などと協力を呼び掛けた。
市が昨年実施した食品ロスに関するモニター調査の結果報告もあり、生ごみのうち、手つかず食品と食べ残しが計12%に上ったことなどが示された。
出典:山陽新聞