2月に東京-箱根間「ごみ拾い駅伝」開催へ/神奈川
2014/01/06
ニュース
東京-箱根間でごみを拾いながら襷をつなぐ「東海道ごみ拾い駅伝」が今年も開催される。実行委員長は「いよいよ地域の風物詩になってきた。幅広い方々に楽しんでもらえる工夫を凝らしていきたい」と話している。
今年はいつやるの?-。そんな問い合わせを受けるようになった。実行委員長の市川真也さんは、「第1回のときに掲げた『地域の風物詩になる』という目標に着実に近づいている」と手応えを感じている。
名称やルート、中継場所を変えながらも続け、今年で9回目となった。保土ケ谷では、老舗そば店の協力を得て給水所ならぬ“給そば所”を設けてもらうのも今年で5年目。2日間のルートで、宿泊所を無償で提供する平塚市漁業協同組合との協力も5回目となる。
早朝に東京・日本橋を出発した参加者が平塚に着くのは夜更けになることも。漁協の建物では、会議室で参加者が鍋を囲みながら雑魚寝する。到着順に鍋を囲み、冷えた体を温める。
2日目の中継所、大磯では、地元で恒例となっている「大磯市」と日程が重なったことから、市の会場で参加者を迎え入れてもらえることになった。市川さんは「地道に続けてきたことで、地域から愛される大会になってきた」と話す。
前々回は10チーム、前回は12チーム、今年は20チーム程度の参加を見込む。人数は100人を超え、当初は大学生が大半だったが、今では社会人チームも増えてきた。市川さんは「来年で10回目の区切り。地域の祭りに組み入れてもらうなど、大会自体を面白くしていきたい」と話している。
今年の日程は2月15、16日。ごみを拾いながら約111キロメートルを走り各中継所でごみを回収。その量と到着時間をポイント化して順位を競う。1チームは10人以下で1人でも出られる。トングやごみ袋、軍手は主催者が用意する。申し込みはインターネット(http://another-project.com/tokaido9.html)。問い合わせは市川さん電話070(6454)1247。
出典:カナコロ