焼酎かすリサイクル業者支援へ クラウドファンディング開始
2020/10/27
ニュース
九州フィナンシャルグループなどが出資するグローカル・クラウドファンディング(GCF、熊本市)は、7月の豪雨で被災した熊本県人吉市の焼酎かすリサイクル業者を支援するクラウドファンディング(CF)を開始。専用サイトで2021年2月末まで支援を呼びかける。募集額は1000万円を目指す。
2004年に蔵元などで設立された支援対象のリサイクル業者「球磨焼酎リサイクリーン」は、被災前は産業廃棄物となる焼酎かすを処理し、動物用飼料の原料などに再生していたが、豪雨でポンプや電気設備が浸水しすべて廃棄処分となった。被害総額は約3億5000万円にのぼり、行政の支援を除くと約1億円の資金が不足しているという。
このほかにも支援の輪は広がっており、豪雨被災地への支援CFは発災直後から始めた球磨焼酎と人吉の観光を支援するプロジェクトで、GCFは23日、同社に出資するミュージックセキュリティーズ(東京・千代田)と共同し、全国からの支援金約700万円を球磨焼酎酒造組合と人吉温泉観光協会に寄贈している。