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第48回優秀環境装置表彰 会長賞受賞「尿素分解装置を用いた無触媒脱硝システム」

2022/08/10

ニュース

兵庫県尼崎市の株式会社タクマが開発した触媒システムが、一般社団法人日本産業機械工業会の第48回優秀環境装置表彰において、日本産業機械工業会会長賞を受賞した。

優秀環境装置表彰は工業会が1974年度より経産省のバックアップを得て、環境保全技術の研究や開発、優秀な環境装置(システム)の普及促進を図ることを目的に実施、表彰している。

今回受賞したシステムは、焼却時に発生する温室効果ガスの一種、窒素酸化物を除去する「尿素分解装置を用いた無触媒脱硝システム」だ。

受賞したシステムの概要は、尿素をアンモニアに完全分解する「尿素分解装置」で、生成したアンモニアガスを、焼却炉内へ噴霧する。

アンモニアガスは、廃棄物の焼却時に発生する窒素酸化物を除去することができるのだ。

尿素は、安全性が高く低コストで、無害な窒素と水蒸気に分解する脱硝性能が高い。

従来の方式と比べて、薬剤コストや設備コストの削減が可能だ。

さらには、エネルギーロスの削減で、近年の厳しい窒素酸化物の排出規制に対応できる新しいシステムだ。

尿素分解装置は、長期の使用で経年劣化する触媒の場合でも、性能劣化を検知することができる。

そのため、触媒の再生を行う機能を備えることで尿素分解性能を維持でき、長期安定運転が可能だ。

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