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7月鉄スクラップ市況情報

2022/08/10

ニュース

8月1日、東京都新宿区の日本鉄リサイクル工業会から、国内の鉄スクラップマーケット情報が発表された。

4月下旬の最高潮から一転、値下げを見せた国内鉄スクラップピーク市況はさらに下がり調子で、7月末が来ても一向に上がらない。

関東39,500〜40,500円、関西が41,000〜42,500円と、月末のH2炉前価格は関東も関西も前月末と比較すると10,000円ほど安くなっている。7月は価格の下がり方が顕著になった。

輸出関連の取引は停滞しており、7月末時点で36,500〜38,000円中心と東地区の湾岸FAS価格は40,000円の大台に乗っていない。 

2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻が発端となり、世界的に著しく増加した鉄スクラップ市況。

5ヵ月が経過すると、その値上げ分の剥離に加え、大幅下落に急展開している。

中東、トルコ、アジア地区にロシア産の安い半製品が流入したことも手伝い、鉄スクラップ市況は下落の一途を辿る。

世界的に相場が下落傾向にあるため、強い先安観が出ている。

日本国内は弱基調が継続すると見られ、電炉の夏季炉休が集中するとされる8月だが、底値圏が見えてこない状況だ。

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