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【2021年度】アルミ缶リサイクル率96.6%で過去2番目の高水準

2022/06/22

ニュース

ユニバーサル製缶社長の花房達也が理事長に就任しているアルミ缶リサイクル協会は、17日に、2021年度のアルミ缶リサイクル率は96.6%だったと発表した。

前年度と比べると2.6ポイント上昇しており、前年を上回るのは2年ぶりである。

リサイクル率が前年度を上回った理由は、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルの取り組みが製造業界で進行し、リサイクル意識が上昇していることが考えられる。

使用済みアルミ缶の国外流出分が減り、国内で資源化している分が大きく増えたことも後押しとなった。

リサイクル率は国内で回収された輸出向けを含む使用済み飲料缶(UBC)のリサイクル率を示す。
国内での使用済み燃料缶のリサイクル量の161億缶と、輸出された使用済み燃料缶の48億6千万缶の消費量をもとに計算する。(輸出用の使用済み燃料缶数量は、組成率の87.9%を積み重ねた合算値で算出)

21年度の消費量は前年度比582t減の33万596tにとどまっていた。
国内リサイクル利用重量は24万5262tの1万9709t増加。
また、使用済み燃料缶の輸出重量は組成率の再計算後で1万1637t減少の7万3953t。
合計では8千tほど増えたためリサイクル率はアップしたことになる。

使用済み燃料缶の輸出量の減少の原因は、韓国のリサイクル工場でのストライキや、割高な日本製缶を回避する動きがあったためだ。そのため、韓国向けの使用済み燃料缶が1万8300t減少したことが要因とされている。

使用済み燃料缶をアルミ缶材にリサイクルした比率を表す「CAN to CAN率」。
今回のポイントは4.0%低下の67.0%だった。
また、消費されたアルミ缶が缶の材料に再利用された割合は、1.3%上昇の49.7%。
CAN to CAN率は低下したものの、缶材への利用料は増加した結果となった。

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