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東京ガス バイオ発電2社買収で再エネ電源取扱130万kW越え

2020/09/26

ニュース

東京ガスは、子会社を通じて9月中旬にバイオマス発電企業2社を買収。同社は、太陽光、風力、バイオマスの再生可能エネルギーの電源取扱量を増やす計画を立てており、今回の買収もこの一環。国内外の再エネ電源取扱量は130万キロワットを超えると予測している。

買収するのは、エネルギーインフラ投資会社のエクイスグループ(シンガポール)が運営するファンドが保有する伏木万葉埠頭(ふとう)バイオマス発電合同会社(富山県高岡市)と市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社(千葉県市原市)。東京ガスの全額出資子会社プロミネットパワーが2社の全株式を取得予定。取得額は非公表としている。

伏木万葉埠頭バイオマスは、2021年10月に商業運転開始予定で、発電出力は5.1万キロワット。市原八幡埠頭バイオマスは24年1月からで同7.5万キロワット。米、カナダ、アジアなどから調達した輸入の木質ペレットなどを使って発電。売電単価は、固定価格買い取り制度(FIT)を活用して1キロワット時当たり24円。それぞれの域内の送配電会社を使って電力を供給する。市原八幡については、事業者への技術支援、運営、維持については、東京ガスの全額出資子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションが手掛ける方針。

同社は、経営ビジョン「コンパス2030」で、二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする計画を発表。
実現に向けて、30年における国内外の再生可能エネルギーの電源取扱量500万キロワットを獲得を目指す。バイオマス発電は、再生可能エネルギーによる発電の中でも経済性に優れているとされ、気象状況に左右されず計画に基づいた運転が可能なのもメリットのひとつ。
また、同社は今回の2社以外にも20年3月に石巻ひばり野バイオマスエナジー(宮城県石巻市)に出資した経緯がある。

<東京ガスの再生可能エネルギー電源取扱量>
約130万キロワットの内訳
◆国内
・太陽光が約8.6万キロワット
・風力が約2万キロワット
・バイオマスが約15万キロワット
◆海外
・太陽光が約100万キロワット
・風力が約8万キロワット

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