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丸紅が「循環型食器」実証実験開始 廃材活用で使用後は飼料・肥料に

2020/08/05

ニュース

丸紅株式会社は、食品廃材を原料にした循環型食器「edish」(エディッシュ)の実証実験を開始すると発表。

■期間:8月11日から10月31日
■場所:葛西臨海公園(東京都江戸川区)の「CRYSTAL CAFE」「バーベキュー広場」2店舗
    ※ゼットン(東京都港区)の協力

「edish」では、食物の皮や芯などの食品廃材を独自の技術で食器に成型し飲食店に提供。使用後は食器を回収し、工場で粉砕・乾燥処理をした後、飼料や肥料などへ加工し、畜産事業者や肥料事業者に提供していく方針。「食器のアップサイクル」による、食を起点にした循環型社会の実現に向け、事業化を検証するもの。

今回の実証では、料理を食べ終わった顧客に自らの手で「edish」を回収BOXに入れてもらうことで、一般の人々が環境に配慮した循環型社会への参加意識も高めることが期待される。

第一弾として、小麦ブラン(小麦の皮)を原料に、つぶして回収するという特徴をもったボウル容器と、平皿、深皿の3種類を製品化。回収後には、公園内で肥料として活用する見込み。

同社は「edish」について、今後の商品拡大を目指す上で、下記の3つの特徴を掲げている。

 ecological/生分解の早さで自然環境と調和させる
 ethical/企業価値イメージの向上に寄与するブランドへ
 economical/紙やプラスチックより安価な食品廃材の活用

今後、小麦ブランだけでなく、みかんの皮、使用済み茶葉、コーヒーの豆かすなどさまざまな食品廃材を原料にした食器の開発に向け研究を進めていき、後に、タンブラーやフォーク、スプーンなどの食器への加工もすでに実用化に向けて実験を試みているという。

詳しくはこちら>https://www.marubeni.com/jp/news/2020/release/20200730J.pdf

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