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長野県の安曇野市が同市三郷小倉の増田建設産業に一般廃棄物処理業の許可を出したのは違法として、周辺住民ら6人が市に許可の取り消しを求めた訴訟していた裁判で、最高裁は弁論を開かず、原告の上告を棄却し、28日付で決定の調書を送付したことが明らかになった。

市によると、調書には、上告理由が事実誤認または法令違反を主張し、民事訴訟法で規定する上告の事由に当たらない、などと記載されていた。宮沢宗弘市長は「市の主張が認められたと考えている」とコメント。

原告側は「周辺には操業による騒音や粉じんの被害が出ている。企業に不備があるのだから不当な決定だ」と主張。
住民側が騒音や振動、環境汚染などを訴え、市に許可取り消しを求めた訴訟四件が長野地裁で併合審査中。住民側は操業で損害を受けたとして、同社に約5400万円の損害賠償や操業差し止めを求める訴訟も起こし、昨年6月に上告していた。