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青森・三沢 23年4月稼働目指し ごみ焼却施設建て替え

2019/10/28

ニュース

青森県三沢市は、市清掃センター(同市三沢戸崎)内の施設のうち老朽化が進むごみ焼却施設の建て替え事業で基本契約、建設工事請負契約、管理運営業務委託契約それぞれの仮契約を事業者と締結。
2022年度内の完成を目指す建設工事費は85億871万円、施設完成後の20年間(23〜42年度)の業務委託料は75億9440万円で、合わせた総事業費は161億311万円となる。

市は、実施設計・建設・運営を一括で民間事業者に発注する「DBO方式」の採用を決め昨年8月、入札を公告。同12月に行われた入札では、荏原環境プラント(東京)を代表企業に中屋敷建設(三沢市)、鈴木建設工業(同)で構成するグループだけの応募だったため、市は6月、同グループを最終提案者に決定。グループを構成する3社と基本協定を締結。
市が公告の際に示した予定価格143億5117万円(税抜き)に対し、入札金額は143億円。

10月25日に市が契約を締結した事業者は、建設工事請負は同グループ3社の共同企業体、管理運営業務委託は荏原環境プラントが設立した特別目的会社(SPC)「みさわEサービス」(三沢市)、基本契約は同グループ3社とSPC。市はこのうち議会の議決が必要な建設工事請負について、12月定例市議会に本契約締結の議案を提案するという。
議会で可決されれば市は年明けにも、現施設東南側の建設予定地にある管理棟と産業廃棄物混焼施設、車庫の解体に着手。20年度に施設本体に着工、23年4月の稼働を目指す。
荏原環境プラントは市から委託を受け、現在使用中の焼却施設の運転業務を行っている。

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