エコノハサーチ

　ＪＲ貨物は廃棄物輸送を強化する。近年は廃棄物に含まれる亜鉛や銅など有価金属の回収、セメント代替材料として下水汚泥を再資源化するといったケースが増え、広域輸送の需要が拡大している。同社では鉄道輸送での対応が適しているとして、適正処理事業者らと連携し、企業や自治体に利用を提案していく。同社が扱う廃棄物の年間輸送量は０６年度で約４０万トン。２０１１年度には倍増を目指す。

　輸送では廃棄物の特性に合わせてコンテナを使い分ける。たとえば、自治体のゴミ焼却場から排出された焼却灰は水密性の高い１０トンタイプの２０フィートコンテナ、廃油などはタンクコンテナを使う。現在、廃棄物輸送用コンテナの登録個数は５トンタイプの１２フィートで１５００個、２０フィートで１１００個だが、需要の拡大に応じて増備していく。

日刊工業新聞

株式会社丸幸は千葉県で産業廃棄物処理サービスを展開しています。