<新日鉄>製鉄ダスト再利用で神鋼と提携 年産30万トン
2008/10/03
ニュース
新日本製鉄と神戸製鋼所は2日、製鉄所で発生する酸化鉄を含んだちり(製鉄ダスト)などを集め、鋼材の原料となる還元鉄に加工して再利用するリサイクル事業で提携すると発表した。10月中旬に共同出資会社を設立する。出資比率は新日鉄が70%、神戸製鋼が30%。総投資額は約200億円。
新日鉄の広畑製鉄所(兵庫県姫路市)内に、製鉄ダストから還元鉄を生産する施設を建設し、10年中にも稼働させる。還元鉄の生産規模は年約30万トン。
新日鉄、神戸製鋼などから製鉄ダストを回収して還元鉄を生産し、これを鉄スクラップの代替原料などとして販売する。新日鉄と神戸製鋼は外部から購入していた鉄スクラップの削減や外部委託処理していた製鉄ダストの処理費などの削減を見込んでいる。
出展:毎日新聞