鹿児島)エコパークかごしまが完成 県初の管理型処分場
2014/12/22
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薩摩川内市川永野町に建設中だった産業廃棄物の最終処分場「エコパークかごしま」が完成し、20日に現地で式典があった。産廃に触れた水の処理設備と地中への浸透を防ぐ二重の遮水層を設けた管理型最終処分場は県内初。来年1月から操業を始める。
県環境整備公社が2011年7月から建設を進めていた。埋め立て地の面積は約4万700平方メートル、屋根は東京ドームとほぼ同じ広さだ。向こう15年間に、金属くずやガラスくずから、がれき類、石綿を含む廃棄物まで約60万立方メートルの産廃を受け入れる。受け入れ価格は1トンあたり1万8千~2万5千円、平均すると約1万9千円になる。
総事業費は96億円。土質の改良を要する面積が想定以上に広く、工法も見直した結果、約7億円の追加負担を迫られたほか、工費がかさみ、当初計画の77億円から大きく膨らんだ。
出典:朝日新聞