高松市事業系ごみ処理手数料10%値上げ案を了承
2008/07/25
ニュース
高松市は事業系ごみの処理手数料について、現行の1トン当たり1万3500円から10%程度値上げする方針を決め、24日に開かれた高松市廃棄物減量等推進審議会(会長・関義雄香川大大学院地域マネジメント研究科教授)で提案した。審議会は同案を「おおむね妥当」と了承した。
市は当初、18・5%値上げして1万6000円とする案を昨年の3月議会に提案したが、「根拠が不明確」などとして否決された。これを受け、市は手数料の基準となる処理経費の算出基準を独自に策定。昨年6月に国が示した算出基準から、施設整備費の国・県補助分や資源ごみの売り払い収入などを差し引き、国の基準よりも低く抑えた。
この方式で、過去3年間の実績等と見直し後3年間の推計をもとに、1トン当たりの処理原価を算出すると1万5368円。これを上限として新手数料を検討した場合、約10%の値上げとなる。市環境部によると、国の基準で試算すると2万円を超える。
市は今後、値上げ案を市議会の経済環境調査会で説明した後、9月議会に条例改正案を提案し、議決が得られれば来年4月1日から新手数料で運用する。
出典:香川ニュース