産廃処分場:宮崎の会社、曽於市に建設計画 /鹿児島
2008/09/12
ニュース
宮崎県都城市の廃棄物処分会社・都城北諸(きたもろ)地区清掃公社(堀川渉社長)が、曽於市末吉町南之郷に産業廃棄物安定型最終処分場の建設計画を進めている。一部住民からは既に市と市議会あての反対陳情が提出され、同社は「今後、住民説明会を実施して理解を求めたい」としている。
市市民福祉部によると、対象の廃棄物は廃プラスチックや金属くず、ゴムくずなど、環境への影響が少ないとされる安定5品目。容積は約50万立方メートル。同社は現在、大隅半島で収集した廃棄物を鹿児島市内の処分場に持ち込んでいることから、大隅半島内での処分場予定地を探していた。
同社は7~8月、市と公民館長らに建設計画を説明。一方、市と市議会には8日、162人分の署名を添えた反対陳情が出されており、同社は今後、住民説明会を開く予定。
今回の予定地は、97年にも別の民間企業が同様の処分場を計画したが、住民の反対で頓挫した。【福岡静哉】
出典:毎日新聞