南相馬の産廃処分場建設:予定地への市道拡幅に反対 地元住民が陳情 /福島
2008/10/08
ニュース
南相馬市原町区大甕(おおみか)に建設予定の産廃処分場を巡り、地元住民が7日、処分場に続く市道「森合小浜線」拡幅工事に反対する陳情書を市に提出した。
大甕行政区長会の橋本貞夫会長ら約100人が市役所を訪れ、渡辺一成市長に陳情書を手渡した。処分場建設を進める「原町共栄クリーン」が市に提出した拡幅工事申請に許可を出さないよう求め、「処分場建設のための道路拡幅は市民生活を脅かす」としている。
渡辺市長は「県の工事許可が下りており、法的には許可せざるを得ない。不許可にすれば損害賠償訴訟を提起されかねない」と述べるにとどまった。
市によると、同社は既に用地買収を終え、現在の幅約5メートルから約9メートルへの拡幅を申請している。同処分場を巡っては住民・会社双方から訴訟が相次ぎ、建設工事が事実上ストップしている。
出典:毎日新聞