北陸アルミ、廃フライパンをアルミ地金に再利用
2008/09/26
ニュース
北陸アルミニウム(富山県高岡市、荒井毅社長、0766・31・4300)は10月1日からアルミ製フライパンの回収事業を始める。同日発売するフライパン「エコプラウド」の購入者から不要になったアルミ製フライパンを回収し、アルミ地金に再生した上で産業用資材として外販する。同社によると、同様の取り組みは調理器具業界で初めて。アルミ再生地金は新たにアルミ地金を製造する場合に比べて3―5%のエネルギー使用で済む。再生地金を活用し、省エネにつなげる。
同社はエコプラウドに着払い宅配便の送付状を添付して販売し、消費者が不要となったアルミ製フライパンを北陸アルミに返送する仕組み。他社製品も受け付ける。回収したフライパンは、北陸アルミが自社工場で分解し、アルミ部分を溶解して再生地金にする。再生地金は合金レベルが調理器具用に適さないため、ダイカストメーカーに販売し、機械部品や金具の原料に使われる。
出典:日刊工業新聞