佐世保市:ごみ焼却灰を溶かして処理、施設完成 /長崎
2008/08/01
ニュース
ごみ焼却灰を溶かして処理する佐世保市灰溶融施設が同市下本山町の市西部クリーンセンター敷地内に完成し、落成式が30日にあった。8月1日から本格稼働する。最終処分場に持ち込む焼却灰の量は5分の1に抑えられ、道路の舗装材や歩道ブロックの材料になるスラグなどが生成されるメリットがある。
施設は鉄筋コンクリート地上4階、地下1階建て。1日で最大29トンの焼却灰を処理できる溶融炉が2基ある。05年6月に着工し、今月完成した。総事業費39億8000万円。
近隣にある最終処分場の容量は23万立方メートルで、現在の埋め立て率は60%。10年度中の100%が見込まれていたが、施設の稼働で20年度まで埋め立て可能になった。また、スラグのほか食器など金属製品に使われるメタルなども生成される。
式では朝長則男市長は「溶融炉の能力を最大限活用し、期待に応えられるよう祈念する」とあいさつした。
出典:毎日新聞