日本最大級の産業廃棄物処理業者・リサイクル業者検索サイトです。

0120-33-8508

受付時間:10:00~18:00 (土日祝日除く)

エコノハサーチ

スマホ版メニュー

中国の廃棄物輸入規制が国内の古紙、鉄スクラップ、航路などに影響

2018/05/07

ニュース

中国が環境対策として行っている廃棄物の輸入規制により、国内の古紙価格の下落や、鉄スクラップなどの輸出減、輸送を行うコンテナ船などに影響が出始めている。

中国は、今年3月から古紙の不純物の割合の上限を1.5%から0.5%としたため、中国向けの古紙輸出量が激減。1~3月の輸出量は前年の同時期の40%減少している。その影響で、古紙の問屋が回収業者などから仕入れる価格が1kg10円となっている。これは、昨年の夏より2円の下落。

また、雑鉄スクラップの輸出量も激減している。今年1月は昨年に比べ70%、2月は20%減少した。これは、中国の処理業者が不適切な処理を続けたことで、土壌汚染問題が深刻化し、政府が輸入規制を強化し、昨年から価格が下落した影響がある。

さらに、コンテナ船などへの影響も少なくない。従来は、中国から欧米へ家電や家具などを運び、復路で、古紙や鉄スクラップを運んでいたが、復路が空になることでコストがかさんでいる。日本から中国へのコンテナ輸送量は、前年度と比べ36%減少しているという。

一覧へ戻る