三重県 東京の建設残土投棄増加で条例検討
2019/02/15
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三重県では、東京五輪を控え、建設ラッシュが続く東京から大量に残土が搬入され、景観の悪化や暴落の危険が懸念されている。このことから三重県知事は、残土の搬入や積み上げについて規制する条例を検討しているという。
東京からの建設残土は、長島港や尾鷲港に一旦搬入され、その後トラックで同県の紀北町や尾鷲市などに運ばれている。東京から近郊の郊外に運ぶより、コストが抑えられるという。現在、搬入される残土は毎月2~3万tで、昨年は年間約29万tまで上った。大雨の影響で残土が崩落するなどの被害も相次いでいるため周辺住民の不安も高まっており、条例の制定が急がれる。