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バイオディーゼル燃料:廃てんぷら油集め燃料に 東久留米の団地でモデル事業 /東京

2008/09/23

ニュース

 東久留米市で今月、一般家庭で使用済みのてんぷら油をリサイクルし、市内の運送業者の燃料とするモデル事業が始まった。住民は処分に手間のかかるてんぷら油をそのまま回収してもらえ、業者は燃料費の節減になる。ごみ減量にもつながるため、発案した市の担当者は「一石三鳥の取り組み」と話している。

 事業の対象は、市西部の久留米西団地自治会の約2000世帯。住民が使い終わったてんぷら油をペットボトルに入れて自治会事務所前に出すと、団地の近くにある運送業者「NTSロジ」の社員が回収する。
 初めての回収日だった9日には、周知不足のため、1リットルのペットボトル3本分しか集まらなかったが、市が小学校の給食調理で不要になったてんぷら油約100リットルを提供した。NTSは回収した油を精製機を用いて90リットルほどのバイオディーゼル燃料に替え、2トントラックを走らせた。

 ごみ減量に取り組む市ごみ対策課が8月、既に廃油利用のリサイクル燃料を導入していたNTSに声を掛け、久留米西団地をモデル地区に指定した。今後も月2回のペースで回収を続ける。さらに事業を定着させ、回収量を増やすため、市はてんぷら油の有償化や対象地域の拡大も検討していく。
 NTSの秋山香常務は「再利用した燃料を使うことで、少しでも環境に配慮したい」と話す。市の担当者は「3者のニーズを組み合わせ、継続できるリサイクルモデルにしたい」と意気込んでいる。【内橋寿明】

出典:毎日新聞


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