あいおい損保など、企業の土壌汚染に関する環境リスク評価診断サービスを開始
2008/09/30
ニュース
発表日:2008年9月26日
環境リスク評価診断(土壌汚染)サービスを開始
あいおい損害保険株式会社(社長:児玉正之)は、株式会社あいおいリスクコンサルティング(社長:加藤孝)の協力を得て、企業の土壌汚染に係る環境リスク評価診断サービスを10月1日より開始致します。
企業の保有する不動産において環境汚染が判明した場合、不動産資産価値が低下するだけでなく、浄化等に莫大な費用が発生し、さらには消費者の信用を失った結果、事業収益を圧迫するなど環境リスクは企業経営において無視できない存在となっています。また、今後は会計上、環境リスクを含む資産について適正な計上が義務付けられるなど、経営活動を行っていく上で環境を意識しなければならない状況になりつつあります。
このような中で企業経営上、特に経済的側面において影響が大きい土壌汚染問題に対して『土壌汚染診断サービス』(有料)を開始することと致しました。
既にご提供している地震リスク診断や火災リスク診断と併用していただくことで地盤調査や構造物調査も含めた企業の総合的なリスクを評価することができます。
また、REIT(不動産投資信託)など、事前の土壌調査実施を前提とした不動産取引にかかわる環境汚染賠償責任保険の取扱いも行っておりますので、これらを複合的に組み合わせたリスクソリューションの提供を今後実施していきます。
■土壌汚染診断サービスの概要
以下の3つのフェーズに分けて段階的にご提供いたします。
(1)初期調査に基づく報告書作成(フェーズI)
書面等の資料、ヒアリングおよび現地調査に基づいて「あいおいリスクコンサルティング」が診断を実施し、調査報告書を作成します。
費用:20万円(交通費別途)
(2)詳細調査(フェーズII)
フェーズIの調査によって汚染の可能性が認められれば、提携調査機関によるボーリング等の分析に基づく詳細調査を実施します。
費用:個別見積もり
(例)敷地面積500m2、鉛、六価クロムの汚染が認められるコンクリート被覆地の
調査…60~70万円程度
(3)汚染除去対策実施(フェーズIII)
フェーズIIの詳細調査結果に基づき、外部専門機関が土壌処理等の具体的な汚染除去を実施します。
※提携調査機関は複数あり、それぞれの得意分野を生かして、様々なケースに対応することが可能です。
費用:個別見積もり
出典:NIKKEI NET