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「選定問題なかった」 ごみ最終処分場問題で田辺市長

2008/03/14

ニュース

 紀南の11市町村でつくる紀南環境整備公社のごみ最終処分場建設問題で、公社理事長でもある真砂充敏田辺市長が12日、建設候補地の選定方法について「問題はなかった」との認識を示した。 田辺市議会3月定例会の一般質問で、真砂みよ子議員(共産)の質問に答えた。

 真砂市長は5カ所の選定について、地形図や航空写真などの資料から評価し、2006年4月に田辺市の稲成町1カ所と秋津川2カ所、串本町高富2カ所を選定して公表したと説明した。

 選定をめぐっては、串本町議会から撤回を求める意見書が提出されるなど事業が停滞した。真砂議員は「5カ所を机上論のみで選んだことが間違いだった。混乱の原因は、選考基準や方法に問題があったのではないか」と指摘した。

 これに対し、真砂市長は「公社は一貫して会議を公開し、情報開示に努めてきた。選定基準についても地質や動植物などの専門家による技術アドバイザー会議などを含めて検討がなされ、広く意見も求めて適正に進めてきており、問題はなかったと考えている」と反論した。

出典:紀伊民報

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