三重県 産廃7業者を行政処分 許可取り消しや事業停止
2021/02/02
行政処分
三重県は、1月28日付けで、廃棄物処理法違反で、県内外の7事業者に対し、産業廃棄物収集運搬業の許可の取り消しや事業の停止などの行政処分にした。詳細は次の通り。
いずれも県の集中パトロールで違反が判明。県は不法投棄対策の一環で、昨年6月29日―7月29日まで県内270カ所の解体工事現場を立ち入り検査した。
津市観音寺町の解体工事では、元請けの中里工務店(伊賀市)が産業廃棄物の収集運搬や処分を許可のない業者に委託。3次下請けに当たる中心建工(四日市市)の中山清司代表は、処分業の許可なく解体工事を請け負った上、中里工務店から書面で承諾を得ないままサラ総合コーポレーション(愛知県瀬戸市)に再委託した。
県は中山代表の産業廃棄物収集運搬業の許可を取り消した。中里工務店とサラ総合コーポレーションに対しては、収集運搬業を28日から90日間の停止処分にした。
このほかの解体工事でも違反があったとして、アクアテクノ(四日市市)とSHINEI(名古屋市)は90日間、アイラ(名古屋市)とアネスト工業(愛知県大治町)は60日間、産業廃棄物収集運搬業などを停止する行政処分にした。