MOTTAINAI・あおもり:県民1人1日当たり、ごみ排出量1キロに /青森
2008/09/26
環境省
◇県民運動推進会議が発足
環境への負荷が少ない持続可能な循環型社会を目指そうと、県民や事業者、行政が一体となってごみの減量とリサイクルに取り組む「もったいない・あおもり県民運動推進会議」(会長・三村申吾知事)が設立された。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが提唱する「もったいない」を合言葉に、11年度までに県民1人1日当たりのごみ排出量を1キロに削減し、リサイクル率を25%にする目標を設定。環境の先進県を目指す。
県の「県循環型社会形成推進計画」(10年度が目標年度)は、ごみ排出量を03年度比で10%削減、リサイクル率24%に設定している。しかし、06年度実績は、ごみ排出量が全国平均を大きく上回り、リサイクル率も大きく下回っている。このため、行政だけでなく、ごみを出す県民や事業者が一体となって削減運動を展開することになった。
目標達成に向け、▽紙類のリサイクルを中心とした事業系ごみの削減▽県民や事業者などが自ら目標を設定して実践▽県民を対象とした推進大会の開催――などに取り組む。10月18日は、青森市中央3の「アピオあおもり」で県民大会を開き、三村知事が県民運動行動宣言をし、中田宏・横浜市長が記念講演をする。
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◆ごみ排出量とリサイクル率◆(1人1日当たり)
量 率
全国 1116グラム 19.6%
県 1131グラム 12.3%
県目標 1000グラム 25.0%
※数値は06年度。県目標 は11年度までの達成
出典:毎日新聞