エコノハサーチ

環境省は、平成27年度における全国の産業廃棄物の排出及び処理状況等について調査した結果をとりまとめ公表した。産業廃棄物の総排出量は、前年度比0.4％減。概要は以下の通り。

■全国の産業廃棄物の総排出量
約３億9119万ｔ（前年度：約3億9284万ｔ）前年度比約200万ｔ（約0.4％）減
■業種別排出量
電気・ガス・熱供給・水道業 ：約1億54万ｔ（25.7％）（前年度　約1億103万ｔ 25.7％）
建設業　　　　　　　　　 ：約 8,185万ｔ （20.9％）（前年度　約8,161万ｔ 20.8％）
農業・林業　　　　　　　 ：約 8,095万t （20.7％）（前年度　約8,190万t 20.8％）
パルプ・紙・紙加工品製造業 :約 3,176万t （ 8.1％）　（前年度　約3,261万t 8.3％）
鉄鋼業　　　　　　　　 :約 2,976万t （ 7.6％）　（前年度　約2,864万t 7.3％）
※上位業種は前年度と同様、上位５業種で総排出量の８割以上
■種類別排出量
汚泥　　　　　 :　約１億6,932万t（43.3％）(前年度　約１億6,882万t　43.0％）
動物のふん尿　 :　約 8,051万t（20.6％）　（前年度　約 8,142万t　20.7％）
がれき類　　　 :　約 6,421万t（16.4％）　（前年度　約 6,439万t　16.4％）
※前年度と同様、上位３品目で総排出量の８割以上。
■産業廃棄物の処理状況
再生利用量　: 約2億　756万t （53.1％）（前年度　約2億　968万t 53.3％）
減量化量　　: 約1億7,354万t (44.4％） （前年度　約1億7,276万t 44.0％）
最終処分量　: 約1,009万t （ 2.6％） （前年度　約 1,040万t 　2.6％）
※前年度に比べ、最終処分量が約3％減少。