伊藤忠など、学校向けにエコ制服-再生PETを循環
2013/11/28
ニュース
伊藤忠商事は素材メーカーなどと連携し、学校向けに再生PET繊維を使ったユニフォームのリサイクル事業に乗り出す。早ければ2013年度中に学生の制服や体操着の製造・販売から使用済み品の回収、ボタンなどプラスチック成形品として製品化するまでの再生循環型システムの運用を始める。ユニフォームや再生した製品の販売だけでなく、小・中学生の衣料品リサイクルに関する環境教育につなげる。主に公立の小・中学校に提案し、初年度に数十校での採用を目指す。
学校向けの再生PET繊維製ユニフォーム「エコユニフォーム」をリサイクルする再生循環型システムの運用にあたり、素材メーカーや学生服を扱う学校用衣料品メーカーと連携。回収ペットボトルから作ったリサイクル生地を伊藤忠が仕入れ、中国や東南アジアの協力工場などで縫製した学生服と体操着を衣料品メーカーが特約店などを通じて販売する。
使い古した学生服や体操服などを回収するための専用ボックスを学校内に設置し、衣料品メーカーが回収。伊藤忠や素材メーカーなどが出資するリサイクル商品生産・研究会社のエコログ・リサイクリング・ジャパン(広島県福山市)が回収品を引き取る。
出典:日刊工業新聞