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知多半島の畜産、ごみゼロ循環 来年度に実用化

2010/05/24

環境省

 廃棄物を出さない地域循環型の畜産モデルが、ベンチャー企業と農家の連携で2011年度に愛知県半田市など知多半島全域で実用化される。国と同県が08、09年度に同市で小規模な実証実験を終えており、県は採算的にも実用化は可能と判断した。

 名古屋市で10月に開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会場で「生物資源の持続可能な利用」の先進例として、県が報告を検討する。

 22日は、生物多様性の損失や大切さに世界が思いを致すために国連が定めた「国際生物多様性の日」。

 この畜産モデルでは、農家がイネ科の食物ソルガムや飼料米、イモなどを栽培。その際、牛のふんを堆肥(たいひ)に使う。

 できた作物は、ベンチャー企業「東海リソース」(名古屋市中区)が11年末に知多半島内に建設する固体発酵プラントでバイオエタノールに加工し、残りかすは飼料として畜産農家に戻す。固体発酵は東京農業大が開発した独自の技術で、水を使わずに発酵させるため、廃液が出ない。エタノールはプラント自体や自動車の燃料に利用する。

 知多半島の畜産は「知多牛」ブランドで知られる。県によると農家の担い手不足で、1900ヘクタールが遊休地化し、堆肥の受け入れ先不足も問題となっている。

 11年度は半田や知多、常滑市などの遊休地20ヘクタールを活用してソルガムを栽培し、将来は数百ヘクタール規模に拡大を目指す。雇用創出の効果も見込まれている。

出典:中日新聞

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