産廃抑制事業者への支援制度 道、利用増へ補助拡大
2010/05/14
環境省
道は、道税の循環資源利用促進税(循環税)を財源に、産業廃棄物の排出抑制などに取り組む事業者を財政的に支援する制度を抜本的に見直す方針を固めた。
低調な利用を促すのが狙いで、補助率の引き上げや補助対象の拡大を検討。2011年度にも新制度に切り替える考えだ。
支援制度は循環税を徴収し始めた06年度に創設。木くずの木質ペレット化など産廃の排出抑制や減量化を図る設備の購入費、リサイクル技術の研究開発費などを、事業費の半額を上限に補助する仕組みだ。
道循環型社会推進課によると、循環税の税収は年間5億~7億円。これを受け、道は年5億~6億円を支援事業費として予算計上してきたが、利用は低調で、補助実績は08年度が2億900万円、09年度が2億2700万円にとどまる。
出典:北海道新聞