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CO2の07年度排出量288万トン 90年度以降最大

2010/01/07

環境省

 苫小牧市は、温室効果ガス・二酸化炭素(CO2)の2007年度排出量をまとめた。総量288万4000トン。排出削減に向けた基準年の1990年度に比べ16%増えたほか、90年度以降で最大値を示した。地球温暖化問題が深刻化する中、調査結果は、排出量の増加傾向に歯止めを掛ける必要性を改めて浮き彫りにした。

 調査は、国が公表している「都道府県別エネルギー消費統計」の数値などに基づき、工場などの産業部門、事務所や店舗などの業務部門、家庭部門、廃棄物部門の排出量を推計している。

 産業部門が90年度比4.9%増の185万6000トン。業務部門46.1%増の40万9000トン、家庭部門41.1%増の57万4000トン、廃棄物部門は55.2%増の4万5000トンだった。06年度に比べて5.5%増えている。

 排出増の背景をみると、産業部門は、産業活動の活発化が要因。07年度の製造品出荷額は基準年に比べ6.3%増えており、製造、出荷に伴うCO2排出も増えたとみられる。業務部門についても同様に、事業所や店舗数の増加が背景。業務系建物の床面積は、大型店進出で基準年比で5割以上も増え、商業など事業活動の拡大が排出量を押し上げた。

 また、家庭部門に関しても、世帯数が1.6%増えたことが大きい。廃棄物部門もごみ量の増加が排出増に直結した。

 市は「街の発展がC02排出増につながっているようだ」としながらも、気候変動など温暖化の影響が顕在化してきた中、地球温暖化対策地域推進計画(昨年2月策定)に沿って、09年度からCO2削減の啓発事業を本格的に進めており、「地球環境を守るため、省エネ行動を促す啓発をより一層強めたい」と話している。

出典:苫小牧新報

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