ごみ200キロ不法投棄 春日井の業者に回収命令
2009/12/04
ニュース
長野県南木曽町は3日、町内に約200キロのごみを不法投棄したとして、愛知県春日井市内の廃品回収業者に対し、町のポイ捨て禁止条例に基づいて回収を命じた。
業者は投棄を認め同日、ごみを持ち帰った。木曽署も廃棄物処理法違反の疑いで捜査しており、業者を書類送検する方針。立件されれば、4年前の条例制定後初めてのケースとなる。
町によると、この業者は8月6日夜から翌朝にかけ、南木曽町吾妻の町道わきに、衣類やじゅうたんなどのごみ約200キロを捨てた。町は、多量で悪質だとして警察に通報。木曽署が、ごみの内容物から業者を特定した。
同署は3日、業者を投棄現場や保管場所に立ち会わせて、投棄の事実を確認した。
同町は2005年、不法投棄をしたものにごみの回収を命じ、従わない場合は100万円までの罰金などを科す条例を制定。これまでにポイ捨てや不法投棄計9件で捨てた人を特定し、文書や口頭で注意するなどしてきた。
出典:中日新聞