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伊藤園の茶殻リサイクルシステム

2009/09/12

ニュース

 伊藤園は独自の「茶殻リサイクルシステム」を開発した。茶殻に“有効資源”としての再活用を開発した工場から排出される茶殻の水分含有率は85-95%と高く、また、温度も高いため、そのままでは非常に腐敗しやすいという問題点があった。

 そのため、リサイクル素材として活用するには、乾燥などの前処理が必要としたが乾燥には、膨大な設備費用や燃料資源(石油やガスなど)がかかる。また、茶殻を炭化させて活用する方法も考えられるが、炭化も乾燥と同様に膨大な設備費用や燃料資源(石油やガスなどが伴う。

 伊藤園は、水分を含んだ状態の茶殻の腐敗を抑え、輸送・常温保存できる技術を、さらに、水分を含んだまま茶殻を原料の一部として配合した茶配合ボード(インシュレーションボード)を開発、その後の茶配合樹脂、お茶入りせっこうボード、茶入り紙製品などの茶殻配合製品の基礎となった。

 長年、茶殻に残存する緑茶ポリフェノールなどの有効成分に着目しながら、その活用法を模索してきた。その結果、水分を含んだ茶殻をそのまま製造工程に投入するシステムの開発に成功し、茶殻のもつ効果を、生活空間に有効利用できるようになった。

 例えば、茶殻を木質ボードに配合した茶配合ボードは、消臭効果をもつ畳床として活用されています。また、茶殻をプラスチック樹脂に配合した茶配合樹脂は、抗菌効果がある日用品に加工されて、さまざまな用途として活用できる。

出典:財経新聞

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