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佐用豪雨 ごみ山積み1000トンに…処理能力超える

2009/08/17

ニュース

 台風9号の豪雨で被害を受けた兵庫県佐用町が、大量のごみの処理に苦慮している。県によると14日までに約1000トンのごみが出ており、町の処理能力を超えているという。町内のごみ集積場では、泥まみれの家財道具などが山積みになっており、町は「ごみは増え続けるばかりで、早く処理のめどをつけたい」としている。

 同町では9日の豪雨で、床上浸水約260戸、床下浸水約215戸の被害があった。町によると、水に浸かった畳やタンス、家電などが予想以上に多かった。通常、1日に出るごみの量は約20トンだが、平均で約260トンに上るという。

 同町にある、唯一のごみ処理施設「佐用クリーンセンター」は1日の最大処理能力が30トンで、追いつかない状態。現在、町内のグラウンドや空き地計3か所をごみの集積場に転用し、神戸市や姫路市などの応援を得て回収作業を進め、近隣の自治体に受け入れを打診しているという。

 集積場では、ごみを満載したトラックが休みなく出入りし、自宅が床上浸水した近くに住む主婦(63)は「お互いさまだけど、いくら掃除しても砂ぼこりできりがない。早く元の町に戻ってほしい」と話している。

出典:読売新聞

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